ベルセルクに登場するキャスカは本作のヒロインです。
しかしヒロインというにはあまりに過酷で悲惨な人生を歩んでいるキャスカ。
ベルセルクがダークファンタジーもので、残酷な描写や悲劇的な展開をウリにしているとはいえ、あんまりな扱いなのです。
ここではキャスカがどういう女性なのか、経歴や過去の出来事などをまとめていきます。
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知ってた!?
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キャスカの身長、年齢
キャスカ可愛い pic.twitter.com/5mzHglpFfu
— 道満晴明 (@dowmansayman) November 4, 2015
キャスカは鷹の団(グリフィスの作った常勝無敗の傭兵団)の千人長として物語に初登場しました。
- 身長は165cmと女性としては少し高い方、年齢は24歳。
- 肌が浅黒く、黒髪のショートヘアの女性。
- 性格は人一倍真面目、勝ち気で男勝り。(その後ガッツとの交流で女性らしい部分も見えてきます。)
指導力もあって部下達の信頼も厚く(というより、キャスカの迫力と権威で逆らいたくても逆らえない感じ。)グリフィスの副官的な立場にいる存在です。
キャスカの経歴と強さ
キャスカは(ガッツ加入前の)鷹の団でグリフィスに次ぐ強さを持つ実力者です。
戦闘はスピードとテクニックで的確に相手の急所を攻めるスタイル。
また非常に身軽で敵の攻撃をバク転でかわすなどのアクロバティックな動きもできます。
ガッツとの初遭遇では遅れを取ったものの、後にチェダー軍のアドン団長を打ち取るなどの功績を上げています。
ゴツくて荒くれものの男達ばかりの鷹の団で、女性でありながらNo,2の強さはすごいですよね。
相当な剣の鍛錬を積んできたのだということが伺われます。
キャスカの壮絶な過去、発狂~出産まで
グリフィスと出会い鷹の団へ入団
三浦建太郎原作のファンタジー超大作コミックをアニメ映画化した『ベルセルク 黄金時代篇』。友も家族も帰る故郷もない孤独な剣士ガッツを、傭兵集団“鷹の団"を率いるグリフィスが仲間に引き入れようとする…。『Ⅰ 覇王の卵』『Ⅱ ドルドレイ攻略』『Ⅲ 降臨』一挙配信中! #ネトフリ pic.twitter.com/oQ7W4yH1aG
— Netflix Japan (@NetflixJP) May 6, 2017
キャスカは貧乏な農家の娘として生まれました。
12歳の時、貴族の侍女として両親に口減らしのために売られてしまいます。
城へ向かう途中その貴族に辱めを受けそうになり、全てを諦めかけていたところにグリフィスが通りかかりました。
キャスカはグリフィスから受け取った剣で貴族を殺し、そのままグリフィスについていき、戦いの人生を選んだのです。
後に鷹の団にガッツが入団してきました。
グリフィスを信奉するキャスカは、グリフィスの関心を引くガッツに嫉妬し、ことごとく対立します。
チューダーとの合戦時、キャスカとガッツは谷底へ落ちて二人きりになりました。
お互いの心情をぶつけ合いわだかまりを解消した二人は、後に男と女として結ばれたのです。
グリフィスに凌辱され精神崩壊
#あなたの性癖を歪めた二次元キャラ
キャスカに歪められたのか、もしくはフェムトに影響を受けたのか… pic.twitter.com/Fb7NADNAPq— TAKUMI™ハウスジャックビルト (@takumitoxin) December 12, 2015
グリフィスと対等でありたいと願うガッツはグリフィスとの対決を制して鷹の団を抜けました。
精神的に不安定になったグリフィスはシャルロット王女と密通、それを知った国王は激怒しグリフィスを牢獄送りにします。
1年後、逆族として追われている鷹の団にガッツが復帰、グリフィス奪還作戦を見事成功させました。
しかしグリフィスは拷問で手足の腱を切られて歩けず、舌を抜かれて話せずと廃人同然になっていたのです。
グリフィスは自死すら望みましたが叶わず、一度紛失したベヘリット(玉子型の奇怪な物体)が現れて「蝕(ゴッドハンドが生まれる降魔の儀)」が発生。
「降魔の儀(人間を使徒に転生させる儀式)」で鷹の団の団員を生贄に捧げることで、第5のゴッドハンド(使徒=怪物を統べ、あの世の最深奥に存在する「何か」の意思を執行する存在)「フェムト」に転生します。
キャスカはガッツの目の前でフェムトに凌辱され、精神崩壊しました。
記憶喪失と幼児退行を起こし、言葉もしゃべれず勝手気ままに行動するだけの存在となったのです。
ベルセルクは性描写も過激ですが、キャスカの凌辱シーンは本当トラウマになるレベルでしたね。
ガッツとの子を出産するが
赤子の上位者の元ネタが #ベルセルク の赤ん坊だとすると、悪夢の上位者を受肉させるために「赤子」という器が存在する、という解釈もできる。メンシスが上位者の受肉を目論んでいたと仮定して、その器を何かで代用しようとした結果が、街一つ分の死肉を寄せ集めた「再誕者」だった、とか。 pic.twitter.com/HQMlW67U2l
— ACID BAKERY (@cid_bakery) November 20, 2017
キャスカはガッツの子を身ごもっていましたが、フェムトに凌辱されたことで子供は魔物となり、狭間(この世とあの世が重なり合っている領域)をさまよう存在となりました。
醜悪な嬰児の姿で産み落とされ、直後に朝日と共に掻き消えています。
幼児退行を起こしていながらも母の気持が芽生えているキャスカがあまりに不憫です。
しかしその後たびたびガッツの前に現れて警告を与えたり、キャスカが危機におちいった時に魔の力で助けたりしています。
ところでキャスカは蝕の後、2年余りゴトーの坑道に身を寄せていました。
キャスカはガッツと共に「降魔の儀」で「生贄の烙印」を押されたので、夜は使徒や悪霊に付け狙われる運命になっていたのです。
ゴトーの坑道は魔を遠ざけることができる場所でした。(かつて妖精が住んでいたといわれている。)
しかし戦闘で坑道が破壊されたため、ガッツとキャスカはパックの故郷、妖精郷を目指す旅に出ることにしたのです。
【まとめ】ベルセルク・キャスカって誰?
最新刊ではガッツとキャスカは妖精郷に辿り着いて旅を終え、キャスカは本来の自分を取り戻します。
キャスカの経歴は、
- 貧乏な生まれのせいで貴族に売られ、凌辱されそうになる。
- グリフィスのおかげで剣を取り、鷹の団No,2の座にまで上りつめる。
- 「蝕」のおぞましく悲惨な体験のせいで精神が壊れてしまう。
- 妖精郷にて記憶喪失と幼児退行を克服。
という壮絶なものでした。
この先キャスカに幸せな日々が訪れることはあるんでしょうか?
更に過酷な試練が待ち受けているように思えてなりません。