東京喰種:reにおいて大きな謎だった「和修家」と「V」の関係が明らかになりました!
CCGのトップとして君臨する和修家と、喰種組織であるVにどういう関係があるのか。
Vは何を目的に動いていたのか。
そしてリゼや旧多、有馬貴将はなぜVに所属していたのか。
ここでは和修家の家系図と、旧多が明らかにした和修家とVの相関図から、その関係をひも解きます。
「どうだい、父親を父親と呼べない気分は?」
Contents
知ってた!?
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和修家とは?
CCGを創設し、その頂点に立つ一族が和修家です。
喰種を駆逐するための組織であるCCGですが、和修家の者はみな喰種であり、また喰種組織「V」ともつながっていることが判明しました。
喰種は江戸時代からすでに存在しており、その喰種を退治することを生業にしてきたのが和修家です。
明治時代にはCCGの前身である「喰種対策院」を設立し、和修宗家の和修大吉が初代総議長に就任します。
それ以後はCCGと名を変え、喰種退治の分野で常にトップに君臨し続けてきました。
CCG内部にとどまらない強大な権力を持ち、和修家を批判しただけでも潰されてしまうと言われています。
ちなみにCCG局長に就任する際は、名前に「吉」の字を継承する習慣があります。
和修家メンバー一覧と家系
作中では4名の和修家の者が登場しています。
また回想において、CCGの礎を築いた和修の祖先も2名、その名があがっています。
計6名の和修に連なる者たちを、順に紹介していきましょう。
和修大吉
1890年(明治23年)に設立されたCCGの前身「喰種対策院」の創設者です。
当時の総議長も務めています。
和修宗家の祖先にあたる人物ですが、それ以前の家系についての詳細はわかっていません。
和修吉雨
和修大吉の跡を継いで、喰種対策院の総議長に就いています。
CCG総議長・和修常吉の父親にあたる人物です。
ドイツ局長アダム・ゲッヘナーとともに、CCG捜査官が武器として使う「クインケ」を開発した人物でもあります。
和修常吉
物語開始当初のCCG総議長です。
和修吉時と旧多二福の父親でもありますね。
若い頃はSSSレート喰種「うろんの母」を討伐したほどの実力者でした。
旧多の差し金によって、Vとピエロによって殺害されています。
その後、遺言で旧多をCCG新局長に指名しましたが、これは旧多によってねつ造されたものでした。
和修吉時
物語開始当初のCCG局長です。
就任前は「和修時(ちか)」と名乗っていました。
クインクス計画の総責任者であり、流島のアオギリの樹殲滅戦では総指揮をとっています。
温和で親しみやすい性格で、CCG捜査官からの人気も高かったようです。
しかし流島で丸手斎によって喰種としての正体を暴かれた後、常吉同様に殺害されています。
和修政
和修吉時の息子であり、旧多のおいにあたる人物です。
冷酷非情なCCG捜査官で、仲間が死んだとしても平然と作戦を遂行する超合理主義者でもあります。
そのため、性格が対照的な父親とはソリが合わないようでした。
ドイツでは喰種の一族であるロゼヴァルト家を壊滅させるなど、捜査官としての腕は一流です。
旧多による和修一族殺害後も生き残っており、旧多が手放した局長の座を引き継ぎました。
しかし現在は父親の死が原因なのか、精神的に不安定な状態になっています。
旧多二福
和修常吉の息子であり、和修吉時の弟であり、和修政のおじにあたる人物です。
吉時とは母親が異なるため、和修一族では分家として扱われています。
本名は「和修旧多宗太」で、CCG局長就任後は「和修吉福」と名乗りました。
和修一族としてVに名を連ね、同時に喰種組織ピエロにも「宗太」として在籍しています。
アオギリの樹壊滅後に和修一族を殺害し、CCGの新局長に就任しました。
その際に嘉納教授によって半喰種化手術を受け、リゼベースの半喰種となっています。
和修家と各組織相関図
第101話における旧多の発言によって、和修家の真相が明らかになりました。
旧多は「和修一族の分家はいろいろな役割を与えられているが、それらはすべてVと呼ばれている」と発言しています。
その役割として、具体的に以下のようなものがあげられています。
和修宗家
和修家の正当な家系です。
社会には知られることなく、純粋な喰種としての血筋を維持し続けている一族です。
「CCG」のトップとして、絶大な権力をほしいままにしています。
作中では和修常吉・吉時・政が宗家の血筋にあたります。
母胎役・タネ役
和修宗家の純粋な血筋を絶やさないようにするために用意された、和修一族の分家の者たちです。
リゼもその一人であったと、旧多は発言しました。
作中に具体的な言及はありませんでしたが、タネ役もおそらく同様の役割であると思われます。
女性であれば「母胎役」、男性であれば「タネ役」ということなのでしょう。
宗家の血筋は純粋な喰種でなければなりませんから、「母胎役」「タネ役」とも純粋な喰種でなければならないと思われます。
雑用係・根回しをする者
和修一族と人間との間に生まれた、「不良品」とも呼ばれる和修一族の分家の者たちです。
白日庭出身の強力なCCG捜査官も多く、Vの一員として活動しています。
「根回しする者」としては旧多、「雑用係」としては有馬貴将の名があげられていました。
半人間は短命という特徴があり、分家の者たちも例外ではありません。
このことについて、第174話の旧多の回想で常吉は「先祖のわがままのため」と述べています。
和修分家がすべてVであるとすれば、Vは宗家の下に位置することになります。
つまりVは、和修家の意向のために動く組織であったわけですね。
和修家の目的は「人間vs喰種」という現在の社会を維持することですから、それがそのままVの目的でもあります。
しかし和修家は壊滅し、現在は旧多が「和修の王」となっています。
Vはすでに、旧多の意向で動く組織と化しているのではないでしょうか。
そう考えるとVが、ピエロとともにCCGを襲撃しているというのも合点がいきますね。
【まとめ】和修家メンバー一覧と家系・相関図
Vは和修分家の者たちで構成された組織であり、宗家のための組織でした。
同時にリゼや有馬貴将が、なぜVに所属していたのかも明らかになりましたね。
和修家を壊滅させた旧多によって、Vはもはや旧多のための組織となっている可能性が高いといえます。
Vの内部に、この状況を良しとしないメンバーは今のところ見当たりません。
ただ一人生き残った和修政も精神に異常をきたしており、旧多に対抗できる状況とも思えません。
もはや和修家もVも、組織として終わりを迎えたのかもしれませんね。