ベルセルクのガッツ一行は、妖精郷をめざす旅の途中で月下の少年に出会いました。
神出鬼没で言葉も発さないので全く素性がわかりませんが、ただの人間ではないのは確かです。
いったい彼は何者なのでしょう。
キャスカの子ども?花吹雪く王?その正体は物語の中ではまだ語られていません。
ここでは月下の少年の正体について予想していきます。
知ってた!?
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月下の少年とは
24話で終わりなら子供が登場して終わりかな
やっぱりガッツとキャスカの子供なんだろうか#ベルセルク pic.twitter.com/YVtJRLH89a— ヴァン (@iihitovan) May 20, 2017
月下の少年はガッツ達が妖精郷をめざす途中、一夜を過ごした砂浜で登場しました。
- 黒髪で腰まである長髪。
- つねに全裸。
- 年齢は5歳くらい?
- 言葉を発しないので名前も素性もわからない。
キャスカにはすぐなつきましたが、ガッツにはじっと直視しては目をそらし甘えようとしません。
少年は満月の夜のたびに唐突に現れ唐突に消える、つかみどころのない存在です。
満月の夜は魔力がもっとも高まる時といわれています。
純真無垢で神秘的な雰囲気から、少年は魔的な存在というより妖精や魔術師のようなものを連想させますね。
そして実際、強力で不思議な能力をいろいろと持っているのです。
狂戦士と化したガッツを正気にもどすため、子供の姿をした光体で語り掛けて静めたことがあります。
視線だけで魔物を遠ざけたり、ガッツが海神に閉じ込められた時には脱出の導き手をつとめているのです。
そして少年は魔導士が「龍の道」と呼ぶ、いろいろな世界をつないでいる霊的な道を通って移動できると分かりました。
月下の少年は現世の存在ではなく幽体だと思われます。
月下の少年の正体
キャスカの子ども説
【朗報】キャスカ、復活へ。 pic.twitter.com/WLxQBS3KNw
— 事務的説明会 (@NAMAZUrx) February 24, 2018
月下の少年の正体で一番信憑性が高いのが、キャスカの子供説です。
キャスカの子といえば醜悪な奇形の嬰児の姿で生み落とされ、魔が宿って幽界の存在になった子ですね。
断罪の塔で瀕死の状態のところ、卵の使徒に飲み込まれ「模蝕」でグリフィス受肉の器となりました。
キャスカの子は肉体はグリフィスのものになり、精神はわずかながら残っているのですが、大部分が切り離されて月下の少年になったと想像されます。
嬰児姿のキャスカの子は二人に親への思慕の気持ちを持っていて、ガッツに警告を与えたり、魔の力を使ってキャスカを助けたりしていました。
少年もキャスカになつき(ガッツには甘えないがかなり意識している)ガッツを助けたりしているところが同じです。
決定的なのが、少年がガッツの甲冑にじゃれついて落ちそうになったところをキャスカに受け止められて、イシドロやパックが「親子だ」と評しているシーン。
嬰児姿の子供はちょっとかわいそうな境遇だったので、月下の少年がキャスカの子供ならファンとしても嬉しい限りですよね!
花吹く王説
花吹雪く王かも?みたいな事言ってたけど、あの子供ってキャスカの魔物の子供かと思ってたわ。 pic.twitter.com/mo9mTNh6Cl
— ぴーすけ⛸王様と私 (@p_suke8world) July 16, 2016
シールケの考えた推測です。
- 魔女であるシールケでも、出現する直前まで気配を察知できない。
- 人間とは違う不思議な気(オド)を感じた。
- 船の上から突然消えた。
月下の少年はガッツ一行の様子を探りにきた妖精郷の使者なのではないかと。
そして「妖精の中には時を超えた運命を読み解き、隠された秘密の道を使って空間を飛び越えられる、大きな力をもつ者がいるそうです。」「もしかしたらあの子は花吹雪く王、その方の化身した姿かもしれない。」と語ります。
妖精郷にたどり着く前の時点では一番説得力のある説でした。
しかし連載が進んで、ガッツ達は妖精郷へたどり着き、花吹雪く王が登場しました。
花吹雪く王の名はダナン、長いカーリーヘアの女性です。
- ダナンは白髪か金髪?月下の少年は黒髪。
- ダナンは女性、月下の少年は男性。
とあまりに共通点がありません。
また妖精郷の話はまだ途中ですが、今のところ月下の少年に関する話が全く出てきていません。
月下の少年は花吹雪く王説は消えたと考えてよいと思います。
光の鷹~救世主説
1区はもうファルコニア pic.twitter.com/9plG2rzQXG
— クラップ&オウカ@COD企画 (@Krap_COD) October 26, 2016
模蝕を経て復活したグリフィスはかつての「自分の国をもつ」という夢を追うように新生鷹の団を立ち上げます。
ミッドランド軍の総司令官となり、ミッドランド王女と婚約し、現世を「幻造世界」に変えました。
人々からは世界を滅亡から救う英雄、または救いをもたらす救世主として神聖視されています。
まさに生誕祭の章で人々が眠りの中でみた「光の鷹」そのものです。
しかしグリフィスはフェムトでもあるので、本当の真意は測りかねます。
ゴッドハンド達は、グリフィスの作る世界は後の世からは「暗黒時代」と呼ばれるようになる、と言っているのです。
ではグリフィスは「光の鷹」ではなく、「世界をおおいつくす闇」なのではないでしょうか?
法王庁の黙示録には、世界を暗黒へ導く「闇の鷹」の存在が予言されていましたね。
そこで月下の少年が光の鷹~救世主ではないかという予想が出てきます。
これはキャスカの子供説と両立するというのも大事な点です。
【まとめ】月下の少年の正体は花吹く王なのか?
月下の少年の正体は、
- 「キャスカの子ども説」が一番有力。
- 「花吹雪く王説」はどうやらなさそう。
- 「光の鷹~救世主説」はキャスカの子ども説と合わせて可能性あり。
という結論になりました。
キャスカの深層意識の世界での話ですが、最後の記憶の欠片は嬰児姿のキャスカの子供の形をしていました。
最後の欠片を人形に戻すと、それまで襲いかかっていた黒い鷹が消え、花吹雪が舞うシーンがあるのです。
黒い鷹を消し去るのはキャスカの子供であると暗示している、と考えるのは深読みしすぎでしょうか?