約束のネバーランドの前半、内通者がレイだと判明したのは衝撃的な展開でしたね。
よりにもよってレイだったという結果にもビックリですが、エマ達が内通者の存在を疑いだしてからの展開も実に見事でした。
その時の流れをもう一度詳しく振り返ってみましょう。
約束のネバーランド最大の魅力である駆け引き、心理戦、頭脳戦がたっぷり堪能できますよ!
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内通者がいるとなぜ気がついた?
#約束のネバーランド、5話視聴
内通者発覚。内通者の味方に寝返る条件は、お荷物になる子達は切り捨てること。まあ、リスクを考えたら当然の条件ではあるけど、絶対折れないであろうエマと板挟みのノーマンは悩むよなぁ。しかし、幼児達のあの笑顔を見てるととても切り捨てられない…ノーマンの憂鬱… pic.twitter.com/zwVVbmccMg— やまと (@yamato1130) February 7, 2019
エマ達が内通者がいるのではないか、と疑いだしたのは単行本第2巻10話でのことです。
シスター・クローネがきてから10日余り、イザベラの手の内を分析している最中でした。
イザベラは最初「門へ行ってコニーの出荷を見た者」を特定しようとしていました。
エマやノーマンに「あなた達二人昨日門へ行った?」と言葉で探りを入れています。
いまだにそれが誰かを特定できていないなら、クローネにまず年長の3人をマークさせるはずです。
なぜ年長かというと、誰もそれらしい態度を見せていないので、その誰かは何事もなかったかのように演義をしているから。
相当の精神力が必要なはずで、その点幼い子供は除外していいと思うのです。
でもクローネがしてるのは全体の監視の強化。
つまりイザベラはエマ、ノーマン、レイの3人が門へ行った者だと分かっている、と推察できます。
ではなぜ分かったのだろうか?
ひょっとして他に見張り、情報提供者がいるのではないか?
仮説ではありますが子供達の中に内通者がいる、と気がついたのです。
内通者候補は誰だ?
【約束のネバーランド 5話】
内通者の目的と隠し扉!?ハウスにいるエマなどを今まで嘘で制御!何かを得るには何かを切り捨てようとするレイ… 1話から伏線が貼られてて繋がってるんだよね… そしてドンとギルダは隠し扉へ!そんな時に途端に扉が開いて… #約ネバ pic.twitter.com/pXkEYmKt9I— ルミア@もちょ (@takumystery1107) February 13, 2019
ではその後エマ達3人が内通者では?と疑いをもったメンバーをそれぞれ見ていきましょう。
フィル
レイがエマに内通者は誰かという話をしている時にフィルを引き合いに出します。
- 4歳ながら最近のテストの平均は203点と優秀
- クローネとの鬼ごっこでラスト5人に残っていた
- シェリーと一緒にいつもエマとノーマンを探している
ただフィルを内通者として疑っているというより誰でも疑ってかかれ、という一例として挙げられただけですね。
ドン
特に疑わしい行動はありませんでした。
仲間に引き入れることにしたので問題かないかどうか、一応候補に入れられただけのようです。
ギルダ
- 夜中にこっそりクローネの部屋に密会しに行っていたという怪しさ!
- 実は「心配事があるなら何でも言いなさい」何度も声をかけられていたから
- クローネを遠ざけようとするも、彼女の策略にハマって真実を知ってしまったことを白状しそうになるが、ギリギリで回避
内通者ではという疑惑は一旦は晴れています。
さて、この時点ではレイは内通者候補として数えられていません。
ノーマンの心の中だけで怪しんでいてエマにも話していませんでした。
内通者がレイと判明した理由は?
#約束のネバーランド 5話 感想
内通者はレイ。しかしレイの真の目的は裏切りではなく、エマとノーマンの生存。そしてこれは予想ですが、レイ自身の生存は含まれていないのではないでしょうか。
最後に開かれた扉の前に立つ者が誰なのか…。ドンに淡い希望を持たせた事が裏目に出たかも知れません。 pic.twitter.com/LLApRZxV0K— 寧々@ノエル (@noel_rabbit1225) February 13, 2019
ドンとギルダを仲間に引き入れて、次に2人が内通者かどうかをテストするために、ノーマンは一計を案じます。
ドンとギルダにダミーのローブの在りかを教え、それも2人には別々の場所を伝えるのです。
今までにない重大情報ですから必ず内通者なら動く、ママにどう漏れるかを見る、という作戦でした。
ノーマンはエマとレイには、「ドンにはノーマンのベッドの裏、ギルダには2Fトイレの天井裏」と伝えたと言いましたが、実際にはドンには食堂、ギルダには図書室と伝えてあったのでした。
そして実際になくなっていたのはノーマンのベッドの裏、レイがドンに濡れ衣を着せたのが確定です。
ノーマン何たる策士ぶり!
レイはその事実を突きつけられ、観念して自分が内通者だと白状しました。
レイは真っ先に「(俺を)いつから疑ってた?」とノーマンに聞きます。
ノーマンは「シスターがハウスにきた時」と答え、その推理を語るのです。
- レイが内通者なら一番最悪、エマとノーマンが世界の真実を知ったことをしゃべってしまったから。
- イザベラからするならレイが一番適任、作戦に口を出すことが可能だから事態を制御しやすいため。
- シスター・クローネが来た時にイザベラの真意を読み切れなかったことを悔やみ、ノーマンは最悪の事態を前提に考えるようになった。
ノーマンが「今のままじゃダメだ」「変われ!考えろ!」「一から洗い直せ。ママの手は何だ」ともの凄い形相で自分を追い詰めるシーンがあったのを覚えていますか?
ノーマンの卓越した洞察力だけでなく、彼の執念が内通者の特定を成し遂げたのだと感じるシーンですね。
【まとめ】約束のネバーランド-内通者判明の経緯
こうして見てくると内通者の話はノーマンとレイが主軸になって話が展開していきます。
エマだって頭はいいのですが、仲間思いな性格のせいで、誰かを内通者と疑ってかかる、というのが全然できていません。
まぁそれがエマの魅力なんですけどね。
それにしてもノーマンやレイ、特にノーマンの頭の良さには本当に脱帽です!
そしてぜひおすすめしたいのが、以上の情報を踏まえた上であらためて1話から読み直してみること。
レイの発言やリアクションが、実は別の意味だったことに気付いたりして2度楽めますよ!