東京喰種:reの物語も、いよいよ佳境に入りました。
地下ではカネキvs旧多の最終戦が始まり、そして地上では黒山羊・CCG連合軍vsピエロ・V連合軍というアツい戦いとなっています。
そして「無印」で猛威を振るった隻眼の梟にそっくりな怪物“梟”が黒山羊・CCG連合軍の前に立ちはだかりました。
あの強大なエトが本当にピエロやVに操られていたのか、ここでは考えてみたいと思います。
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エトとは
アオギリの樹の創設者であり、CCGからは隻眼の梟と呼ばれていました。
- 本名:芳村愛斗
- 所属:アオギリの樹
- 赫子:羽赫
- レート:SSS
喫茶あんていくの店長・芳村の娘ですね。
喰種と人間の間に生まれますが、通常の半人間ではなく絶大な力を持つ半喰種となっています。
くそったれな世界を滅茶苦茶に直すため、有馬貴将とともにアオギリの樹を創設。
カネキに「隻眼の王」としての資質を見出し「隻眼の王」の座を託すべく暗躍してきました。
そしてエトの見立て通り、カネキは有馬を倒して「隻眼の王」を継承します。
その後は登場がなく行方不明となっていましたが……。
“梟”フクロウとは
カネキが竜から救い出された後、突如現れた怪物です。
- 外見は隻眼の梟に似ているが、頭部はツギハギだらけ。
- 肩から背中のあたりに十字架らしきものが数本、刺さっている。
- 芥子の笛の音を合図に梟が攻撃する。
あんていく襲撃時に猛威をふるった隻眼の梟に酷似しています。
かつてCCG捜査官として隻眼の梟と対峙した宇井特等や平子にとっては、まさに悪夢の再現だったに違いありません。
「無印」では最後の戦いで登場しましたが、今回もやはりそのようですね。
今回の“梟”は黒山羊・CCG連合を足止めするため、旧多によって送り込まれました。
ピエロ・V連合軍によって操られており、芥子の笛の音を合図に“梟”が攻撃をしています。
しかし刺さっている十字架は、おそらくドナートの赫子でしょう。
ドナートは十字架型の赫子を使って対象となる物体や人物を操ることができました。
この赫子で“梟”は操られているのではないでしょうか。
しかしかつてカネキもエトと交戦しており、首が弱点であることもすでに判明しています。
ツギハギだらけの頭部を什造が切断。
そこから出てきたのは全身を包帯に巻かれた女性でした。
エトかと思いきやその女性には頭部がなく、かわりに十字架が刺さっていますね。
これもドナートによって作られた分身なのでしょうか。
復活!?“梟”の正体がエトと判明
やはり鍵はドナート
かつてクインクスの瓜江がドナートと交戦しています。
しかしすべての者がドナートの赫子を知っているわけではないのかもしれません。
操っているのは芥子であると思わせる、いわゆる迷彩なのでしょうか。
もしくは芥子が、自由に動くピエロをまったく信用していないという可能性もあります。
芥子は笛の音で攻撃の意志をドナートに知らせ、それに従わなかった時はピエロがVを裏切った時。
そういう判断材料として使っていたのかもしれないですね。
いずれにしても、ドナートを何とかしなければ“梟”の猛攻は止まりません
……というところで、ドナートの前に亜門が現われたのです。
エト復活!
亜門がドナートを倒し、ドナートは死亡して十字架の赫子も消失しました。
第175話ではやはり“梟”の動きは止まっていたようですね。
かわって芥子が、人型クインケにされてしまったカヤと古間を繰り出して攻撃を再開します。
CCGとクインクス、さらにカヤと古間の姿を見て激怒した四方たちも応戦。
しかし芥子の力も圧倒的で苦戦を強いられます。
そんな時“梟”の頭の上からエトが登場し、芥子の右腕を吹き飛ばしてしまいました。
エトの強さはまだまだ健在だったようですね。
エトの思惑とは?
ここにきて復活を遂げたエトでしたが、本当にこれまで操られていたのでしょうか?
- コクリアの時と同様に旧多に蹂躙され、ドナートによって操られた。
- エト自身の意志でピエロに協力していた。
ピエロとVの共闘は旧多の差し金ですし、そのために利用されたとも考えられます。
コクリアで旧多はエトを一方的に蹂躙していました。
同じようにエトを痛めつけ、弱ったところをドナートに操られたというところでしょうか。
そしてドナートを倒されたところで支配から逃れて正気を取り戻します。
もとよりエトはピエロやVに従う気などないでしょう。
もうひとつ、エトがみずからの意志でピエロに協力したという可能性もあります。
エトが現われたのは、カネキが旧多に最後の一撃を見舞った後というタイミングでした。
これはただの偶然なのでしょうか?
エトはカネキに「隻眼の王」を託し、カネキも「隻眼の王」を継承しました。
つまりエトにとって現在のカネキは「王」という位置づけです。
王であるカネキ自身、そしてカネキの仲間たちの力を見定めていたのではないでしょうか。
カネキが旧多を倒したことを察知し、また黒山羊メンバーやカネキと意志を同じくする者たちが集う姿を見てエトも姿を現わしたのだと思います。
エトは芥子に対して、不敵に中指をおっ立てていましたね。
和修にかわって自分たちのための秩序を作ると宣言した芥子は、しょせん和修の秩序にしがみつくだけの者だったからなのでしょうか。
あるいは芥子が、父親である芳村のクインケを持っていたからなのかもしれません。
【まとめ】
“梟”の正体は大方の予想どおりエト本人でした。
しかしあの強大なエトが操られるというのは、やはり納得いかないものがありますよね。
カネキや仲間たちの力を見定めるためにあえて操られていたのだと考えます。
そしてカネキを王として認めたからこそ、姿を現わして芥子を攻撃したのではないでしょうか。
芥子が芳村のクインケを持っていたというのも気になります。
復活したエトは、これからどのような行動を取るのでしょうか。