進撃の巨人において、エレンたちパラディ島側と敵対する大国マーレ。
かつてパラディ島を襲撃したのが、ジーク戦士長率いるマーレの戦士でした。
しかし現在ではジーク戦士長はマーレを裏切り、エレンや調査兵団に加担しています。
ジーク戦士長とはどんな人物なのでしょうか?
そしてジーク戦士長のマーレでの目的と裏切りの理由を考えていきます。
Contents
知ってた!?
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マーレでのジークの目的とは?
- 名前:ジーク・イェーガー
- 所属:マーレ戦士長
- 継承した巨人:獣の巨人
- 特殊能力:無垢の巨人を操る
ジーク戦士長のマーレでの目的は、マーレ軍からの信頼を獲得することで自分の正体を隠しながらエルディア復権派として有利な活動をすることでした。
実際にマーレの軍会議ではエルディア人のジークが発言を認められており、エルディア人が迫害対象となっているマーレでは異例中の異例。
さらに元帥カルヴィからも「忠義を疑ったことはない」と言われるほどでした。
だからこそ、一度は失敗している始祖の巨人奪還なんてことを口にできたわけですよね。
どうしてこんなことが可能だったのでしょうか。
まずはジークの経歴を見ていきましょう。
ジークはグリシャ・イェーガーとダイナ・フリッツの間に生まれた息子です。
ダイナはフリッツ王家最後の末裔と言われていましたから、ジークもフリッツ王家の血を引いていることになりますね。
始祖の巨人奪還をもくろむ両親によって、ジークはマーレの戦士となるべく教育を受けています。
しかし7歳の時に両親を裏切って、他のエルディア復権派ともども両親をパラディ島送りにしてしまいました。
その後はマーレの戦士となり、獣の巨人を継承。
かつてないほど獣の巨人の能力を使いこなしており、また無垢の巨人を操ることもできます。
マーレと中東連合との戦いでも、ジークの活躍はマーレを勝利に導きました。
ジークが両親を売った行動や、マーレでの多大なる活躍から「驚異の子」と呼ばれ、マーレ軍から絶大な信頼を得るに至ったのです。
しかしながら無垢の巨人を操る能力は、ジークの王家の血によるものでした。
ジークは王家の血を引いていることをマーレに隠しており、マーレに心から忠誠を誓っているわけではない様子です。
ジークの裏切りが確定
パラディ島での戦いから4年が経過。
マーレに潜入したエレンはヴィリー・タイバーの演説中に巨人化し、要人を多数殺害します。
そしてエレンと戦槌の巨人との戦いとなりました。
そこへ手紙によって事情を知ったリヴァイ班が到着、マーレ側もジークやポルコたちが加わって大規模な戦いが始まります。
その中で獣の巨人としてのジークはふたたびリヴァイに敗れ、うなじを爆撃されて死亡たと思われたのですが、リヴァイ班の飛行船の中でジークは生存していたのです。
「すべては計画通りですか、ジーク・イェーガー」というハンジの言葉から、リヴァイ班とジークは結託しており、マーレでの戦いはすべて演技であったことが明らかになります。
ジークはすでにマーレを裏切っていたのです。
ジーク裏切りの真意とは?
ジークの目的は、やはり始祖の巨人の力を発動させることでエルディア復権を確実なものとすること。
調査兵団の飛行船内での
- 始祖の巨人と王家の血を引く巨人が揃った。
- すべての尊い犠牲がエルディア人に自由をもたらし、必ず報われる。
という言葉に表れていますよね。
しかしどうしてジークはマーレを裏切り、エレンたちに加担したのでしょうか。
真のエルディア復権派を目ざした
ジークがなぜ始祖の巨人を狙うかといえば、言葉通りエルディア人の自由のため。
つまりジークはエルディア復権派だったというわけです。
始祖の巨人はエレンが継承していますから、どうしてもエレンが必要でした。
そして始祖の巨人の力を発動すれば「地ならし」が起こり、マーレを崩壊させてしまいます。
またジークは、ポルコやピークを捕獲する計画も立てていました。
すべての巨人の力を、手に入れるという算段だったのかもしれませんね。
どちらもマーレに意向に背く行為であり、ジークがマーレにいては都合が悪かったのでしょう。
エレン・クルーガーの意向の可能性
父グリシャを嫌悪しながらも、実はエルディア復権派だったジーク。
マーレから揺るぎない信頼を獲得することに努め、パラディ島では多くのエルディア人を殺害していました。
エルディア復権のため、エルディア人を手にかけることをいとわない。
この姿はエレン・クルーガーにとてもよく似ていますよね。
二人が似ている点はセリフにも表れています。
- クルーガー:人を愛せ。それができなければ繰り返すだけだ。同じ歴史を、同じ過ちを。
- ジーク:レイス王に世界の記憶を奪われたのは悲劇だ。だから同じ過ちを何度も繰り返す。
クルーガーもジークもこれまでの過ち、すなわち人間同士の戦いの歴史を繰り返すことに憤っているようです。
もしかしたら、子供の頃のジークはクルーガーと面識があったのではないでしょうか。
ジークが両親を裏切ったのも、クルーガーの指示だったのかもしれませんね。
ジークにはもう時間がない
第93話でジークの余命は1年足らずであると言及されています。
1年足らずの間に、ジークは目的を達成しなければならないというわけです。
ジークがマーレを裏切ってまで、達成しようとする目的とは何なのでしょうか。
- エルディア復権のため
- エレンのため
ジークは息子を犠牲にしようとした父グリシャを激しく嫌悪していました。
そんなジークがエレンに希望を託す、つまりエレンに犠牲を強いるとは考えにくいですよね。
すべてをジーク自身で片付けようとしている気がします。
だからこそ、急がなければならなかったのでしょう。
もはやマーレに戻る必要もありません。
【まとめ】ジーク戦士長とは?
ジーク戦士長のマーレでの目的と裏切りの理由をまとめてみました。
両親を裏切り嫌悪しながらも、最終的にはエルディア復権のためマーレを裏切っています。
一方で「エレンを救い出す」という言葉にも偽りはないでしょう。
始祖の巨人の力を使って、ジークは「地ならし」を発動させるのでしょうか。
またジークに従うマーレの戦士たちの動向も気になりますね。