進撃の巨人に登場する、九つの巨人の種類・能力・継承者の一覧をまとめました。
これまで謎のベールに包まれていた戦槌の巨人も、ついに登場しています。
過去に登場した巨人も倒されて捕食されたりなど、当初とはかなり状況が変わってきました。
ここでもう一度、九つの巨人の特徴をおさらいしてみましょう。
現在のエレンたちの状況が、もの凄いことになっていることがわかります。
「駆逐してやる、この世から一匹残らず!」
知ってた!?
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九つの巨人とは?
九つの巨人とは、エルディア人の始祖ユミル・フリッツが死後、始祖の巨人の力を9つに分けたものです。
さまざまな特性や能力を持ち、最近では弱点のうなじ部分に本体がいない巨人も登場しました。
巨人化能力はその巨人を捕食することで継承され、作中でもいくつかの巨人の力が別の人間に継承されています。
しかしそれが可能なのは、巨人薬を飲んで無垢の巨人となったエルディア人だけです。
まさにエルディア人によって作られた、エルディア人のための兵器といえるかもしれません。
しかし過去のエルディア人は、巨人の力を使って内戦を繰り返していました。
そして戦槌の巨人の継承者であるタイバー家と初代レイス王の策略の結果、マーレに7つの巨人を奪われる形となっています。
九つの巨人・種類と能力一覧
九つの巨人の一覧をまとめてみました。
作中での各巨人は捕食による継承や裏切りによって、継承者や所有勢力が大きく変わっています。
始祖の巨人
- 所属:パラディ島
- 継承者:ウーリ→フリーダ→グリシャ→エレン
- 能力:すべての巨人を支配する「座標」・記憶を改ざんする
始祖ユミル・フリッツが継承したとされる巨人です。
すべての巨人を支配する能力があり、また過去には一部を除くエルディア人すべての記憶を改ざんしています。
この力は座標と呼ばれ、これを使うことができるのは王家の者のみです。
しかしその王家の者も、初代レイス王の不戦の契りの呪いを受けており現在は使うことができません。
そのため座標を使うためには、王家以外の者が王家の者を捕食する必要があります。
第100話でパラディ島の壁に多くの超大型巨人が潜んでおり、これを解き放つことで地ならしと呼ばれる大破壊が起こると言及されました。
現在はエレンが、力を使えない状態で保有しています。
進撃の巨人
- 所属:パラディ島
- 継承者:クルーガー→グリシャ→エレン
- 能力:硬質化
かつてはマーレにおいてエルデイア復権派のスパイであったエレン・クルーガーが保有していました。
その後エレンの父グリシャが継承し、現在はエレンが継承しています。
当初は高い戦闘力以外に、特殊な能力はありませんでした。
しかしロッド・レイスの所持していた薬を飲み、硬質化能力を手に入れています。
硬質化した腕による攻撃は、ハンジに硬質化パンチと名付けられましたね。
クルーガーによれば、時代に自由を求める気質が強い者が継承者に選ばれやすいとのことです。
超大型巨人
- 所属:マーレ→パラディ島
- 継承者:ベルトルト→アルミン
- 能力:体長60mの巨体による破壊力・高熱の蒸気
鎧の巨人とともに、作中で最初に現れた巨人です。
他の巨人よりもはるかに大きな身体から繰り出される攻撃は、圧倒的な破壊力を持っていました。
さらに超高熱の蒸気を噴き出すこともできます。
その正体はエレンの訓練兵団の同期であり、調査兵団の仲間だったベルトルトでした。
ウォール・マリア奪還戦での敗北後、巨人薬を投与されたアルミンがベルトルトを捕食して継承者となっています。
鎧の巨人
- 所属:マーレ
- 継承者:ライナー
- 能力:硬質化
超大型巨人とともに、作中で最初に現れた巨人です。
強力な硬質化能力を持っており、その硬さでマーレの盾とも呼ばれています。
弱点であるうなじさえも硬質化によって守られ、人間では倒すことが不可能と思われていました。
しかし調査兵団の雷槍や中東連合国の対巨人砲による攻撃の前に、鎧の力も無力化されてしまっています。
その正体はエレンの訓練兵団の同期であり、調査兵団の仲間だったライナーでした。
ウォール・マリア奪還戦での敗北後、ジークに救出されマーレへ帰還しています。
第104話では絶望していたためか、鎧をまとわず人間の時の顔のまま巨人化していました。
女型の巨人
- 所属:マーレ→パラディ島
- 継承者:アニ
- 能力:機動力と持続力に優れる・硬質化・範囲は狭いが無垢の巨人を呼ぶ
他の巨人と違い、女性の形をした巨人です。
素早い動きで敵を翻弄し、身体を硬質化させて敵の攻撃を防ぎ、叫びによって無垢の巨人を引き寄せます。
その正体はエレンの訓練兵団の同期であったアニでした。
アニ自身の戦闘能力も非常に高く、エレンや調査兵団を窮地におとしいれました。
最後はエレンとミカサの連携によって敗北するものの、自身を結晶化して眠りにつきました。
その後は調査兵団の管理下に置かれていますが、戦槌の巨人との戦いで結晶化は顎の巨人の歯で砕けることが明らかになりました。
アニの再登場も近いかもしれませんね。
獣の巨人
- 所属:マーレ→パラディ島
- 継承者:ジーク
- 能力:砕いた岩を投げる
全身を毛で覆われた巨人です。
岩を砕き、その破片を投げることで次々と敵を殲滅していきます。
ジークの骨髄液を注射した者を叫びによって巨人化するよう制御することもでき、こうして作られた巨人は夜でも活動できます。
正体はライナーたちの上司である、マーレの戦士長ジークでした。
巨人を作り出して制御する能力は獣の巨人の力ではなく、王家の血をひくジーク自身の能力でした。
現在はエレンや調査兵団と結託し、マーレを裏切っています。
車力の巨人
- 所属:マーレ
- 継承者:ピーク
- 能力:並はずれた持続力
四本足で移動する巨人です。
ウォール・マリア奪還戦では窮地に陥ったライナーやジークを乗せ、戦地から脱出していました。
2か月は巨人化を維持し続けるほどの持続力が特徴です。
また物を載せるだけでなく、兵器で武装して敵を攻撃する場面もありました。
戦槌の巨人との戦いの時もマシンガンのようなもので、立体起動装置をもつ調査兵団を狙撃しています。
マーレの戦士である黒髪の女性・ピークが現在の継承者です。
顎の巨人
- 所属:マーレ
- 継承者:マルセル→ユミル→ポルコ
- 能力:機動性が高い・硬質化物質も砕く爪と牙
他の巨人よりも小さめな、強襲型の巨人です。
機動性が高く、硬質化物質さえも砕く爪と牙による強力な攻撃が特徴です。
その破壊力は戦槌の巨人の本体を守っていた結晶体を、粉々に噛み砕いてしまうほどでした。
当初は調査兵団の仲間であるユミルが、その正体でした。
エレンとともにライナーたちに捕獲された後、ライナーたちとともにマーレに渡ります。
ユミルは前の継承者マルセルの弟・ポルコに自らの意志で捕食され死亡、ポルコが現在の継承者となっています。
戦槌の巨人
- 所属:マーレ→パラディ島
- 継承者:ヴィリー・タイバーの妹→エレン
- 能力:硬質化を応用して武器を作って操る・うなじに本体がいない
タイバー家によって継承されている、最後に登場した巨人です。
マーレの7体の巨人のうち唯一、マーレの戦力として運用されていませんでした。
ヴィリー・タイバーの妹が継承者でした。
他の巨人に比べて異質なのは、弱点であるうなじに本体がなく、足元の地中にいることです。
硬質化で本体を守りつつ、地中から巨人を操っていました。
さらにその硬質化能力で、巨大な戦槌などの武器を作り出すこともできます。
最後はエレンが顎の巨人を利用して、結晶体ごと本体を噛み砕いて倒しました。
そして戦槌の巨人を捕食し、エレンがその力を継承しています。
【まとめ】九つの巨人の種類や継承者一覧
九つの巨人の能力と継承者を、まとめてみました。
巨人をめぐる戦いのなか、継承者だけでなく巨人をめぐる環境もかなり変化しています。
マーレと中東連合国との戦いでは、巨人の力が絶対的なものではなくなっているという描写もありました。
しかし始祖の巨人のすべての巨人を操る能力は、やはりマーレに限らず全世界にとって脅威であるようです。
現在は、エレンが始祖の巨人を保有しています。
そして王家の血をひくジークが、マーレを裏切ってエレンとともにいる状態です。
エレンがジークを捕食すれば、始祖の巨人の力を使えるようになる、という状況にあるわけですね。
進撃の巨人はこれから、どのような展開をみせてくれるのでしょうか?