進撃の巨人・アニはエレンが好きだった?それとも羨望?再検証してみた

進撃の巨人アニはエレンが好き

進撃の巨人のアニはエレンを好きなのでは?というのは以前から言われていました。

確かにアニにはめずらしく、エレンに対して女子アピールをするシーンはいくつもあるんですよね!

ただ恋愛感情ではなく友情だ、羨望や尊敬の念だ、という意見も多いのも事実。

アニのエレンに対する気持ちは本当のところどうなんでしょうか?

ここではアニはエレンが好きなのか、再検証してみます。

アニとエレンの関係

 

 

アニは誰かと仲良くしようという素振りを見せない、一匹狼的なキャラです。

しかしエレンとは何気に絡みがあるんですよね。

17話・44話の回想シーン、訓練生時代の対人格闘の練習中にアニとエレンは親しくなっていきます。

といってもアニはキツい口調のままですし、エレンは全然空気読めてないんで、二人の心の距離が縮んだとも言い切れない感じです。

 

また31話、ストヘス区にて憲兵団に入団したアニがエレンを逃がすのに協力した時にも絡みがありました。

主に話しているのはアルミンとアニですが、エレンとの会話で「きっとか弱い乙女の気持ちなんて分からないだろうさ。」というセリフがでてきます。

アニが自分のことを女の子、乙女と形容するのはエレンに対してだけなんですね。

アニが女型の巨人であると暴かれる寸前の緊張感あるシーンなので、逆に乙女というセリフが印象的でした。

アニがエレンを好きだと思われる描写

 

 

ではアニがエレンを好きなのではないか?と思われる描写を具体的に見ていきましょう。

 

対人格闘の練習中エレンとアニが会話をかわします。

  • 「どうだ、オレの蹴り技は?」「全然ダメ、全くなってない。」「何だよ…どこが悪いって言うんだ?」に続いてのシーン。
  • 「そんなにこの技が気に入ったんなら」と「教えてやってもいいけど?」の間のカットのアニの表情。

好きじゃなけれゃこんな表情はしないでしょ!と言いたくなる優しい小さな笑顔なんです。

でも格闘術に興味を持たれていい気分になったから、と見えなくもありません。

 

また

  • 「学習しなよ、女の子との話し方を。」
  • 「あんたも男ならさ、私のこのか弱い体をもっといたわるべきなんじゃないの?」

などやたら女子アピールしているのも気になるところです。

アニはエレンの自分への話し方に不満を持っているし、自分をか弱い女性として扱えという気持ちなのでしょう。

しかしこれもアニがエレンを好き、と結論づけるにはまだ弱い気がします。

むしろ幼い頃に格闘術の訓練ばかりで父親に女の子として扱ってもらえなかった、そんな深層意識に起因しているのではないでしょうか。

 

同じく対人格闘の練習中、アニではなくミカサの態度からアニがエレンを好きなのでは、と推察できるシーンもあります。

ミカサはエレンが好きなことは一目瞭然ですよね。(本人は家族だからと言い張っていますが)

女のカンってやつで、アニがエレンを好きだと感じているなら、警戒心や嫉妬の感情をもつ訳です。

ミカサがエレンとアニが対人戦闘訓練で身体を密着させているのを見て、「ねぇアニ、私にもそれ教えて。」と言ってきます。

その時の目のすわり方がすごくて、あきらかに嫉妬しているように見えるのです。

エレンは特別な存在?それとも羨望?

 

 

31話、アニが憲兵団に入団した後、団員達にエレンのことを話すシーンがありました。

アニがマルロに対して「あんたは正しい人だと思う、正しいことをいうから。」「大きな流れに逆らうって、とても勇気がいることだから尊敬するよ。ただ単にバカかもしれないけど」と言います。

マルロのことを言ってるんですが、バカという単語から後半はエレンのことを言っているんでしょう。

アニはエレンを尊敬しているんですね。

 

アニは幼少時代、父と来る日も来る日も格闘術の訓練に明け暮れた日々を過ごしていて、本心では嫌なのにただ流されていました。

アニはエレンに「幼い私は心底くだらないと思いながらも、この無意味な技の習得を強いる父に逆らえなかった。」と告白しています。

だから何事にも自由で夢を熱く語るエレンがまぶしく見えたのでしょう。

アニのエレンに対する気持ちは羨望、尊敬、憧れといった感情なのではないでしょうか?

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【まとめ】進撃の巨人・アニがエレンがに抱いていたのは?

アニはエレンが好きなのではないか?という描写はいろいろありましたが、決定的と言えるシーンはありませんでした。

むしろ憲兵団員達に話した「尊敬するよ」の方に説得力を感じます。

 

アニはこの世界に辟易していました。

  • 自分達のためにエルディア人を利用するマーレ人。
  • 自分達のために子供を戦地に送り出すエルディア人。
  • 自分の理想のために娘に格闘術を教え、手遅れになってから撤回した父。

自分の都合を人に押し付ける人間ばかり。

しかしエレンはそうではなかったから新鮮に思い、羨望の気持ちを持ったのでしょう。

 

ライナー同様アニも戦士になりそこねた、正しいことや自己犠牲などを知ったのです。
それがエレンに対する気持ちや態度となって表れたのではないでしょうか。

アニがエレンを好き説を全く否定はできませんが、もしそうだとしたらそれはとても淡い気持ちなのではないかと思います。

 

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