進撃の巨人 カルライーターとは?正体と衝撃の最後をあらためてまとめてみた

進撃の巨人カルライーター

エレンが巨人を駆逐するという行動のきっかけを作った無垢の巨人・カルライーター。

進撃の巨人の作中においても、非常に大きなインパクトを残した巨人といえるでしょう。

しかしエレンが「座標」を発動させ、カルライーターは壮絶な最後を迎えることになりました。

カルライーターの最後を振り返ってみましょう。

そしてなんとも悲しい、カルライーターの正体を紹介します。

カルライーターとは?

845年にウォール・マリアが壊滅した時に多くの無垢の巨人が登場しました。

カルライーターはそんな無垢の巨人の一体です。

第2話で登場し、なぜか真っ先にエレンの家に向かっています。

がれきに押しつぶされたエレンの母カルラをつかみあげ、エレンやミカサの眼前でカルラを殺害。

そのまま、カルラを捕食してしまいました。

この出来事をきっかけに、エレンは巨人に対する強い憎しみを抱いています。

ちなみに作中ではカルライーターとは呼ばれていません。

しかしエレンの因縁であり、また絶大なインパクトもあって読者の間でカルライーターという名が付けられたのです。

カルライーターの最後

エレンが調査兵団に配属された5年後。

ライナーやベルトルトによって誘拐されたエレン、そして救出にやってきた調査兵団の前にカルライーターはふたたび姿を現わしました。

カルライーターはエレンとミカサを助けた駐屯兵団ハンネスを殺害。

自分の無力さを許せないエレンは、怒りにまかせてカルライーターに拳を当てます。

その瞬間、エレンの叫びとともに「座標」が発動したのでした。

それまで調査兵団を襲っていた無垢の巨人が、いっせいにカルライーターに襲い掛かります。

カルライーターは無垢の巨人たちに食い尽くされ、壮絶な最後を遂げました。

カルライーターの正体とは?

グリシャの前妻ダイナ・フリッツ

無垢の巨人は、エルディア人が巨人化薬を打たれて誕生します。

カルライーターも無垢の巨人ですから、もちろんもとはエルディア人であったわけです。

第89話でカルライーターが誰だったのか、明らかとなりました。

 

グリシャの息子ジークの裏切りで、グリシャたちエルディア復権派はすべてパラディ島送りとなります。

パラディ島送りになった者は、巨人化させられパラディ島に放置されるのです。

エルディア復権派が次々と巨人化させられる中、グリシャの妻ダイナ・フリッツも巨人化させられることになりました。

その姿はエレンの母を捕食し、エレンの「座標」の力で死んでいった巨人。

カルライーターの正体は、グリシャの前妻ダイナだったのでした。

ダイナ・フリッツとは?

第145代カール・フリッツは争いを嫌い、パラディ島へ逃亡しました。

しかしパラディ島へ逃亡することを拒否して、壁外に残ったフリッツ家も存在します。

ダイナ・フリッツはその一族の末裔であり、王家の血をひく最後の一人。

マーレ当局に潜伏するエルディア復権派「フクロウ」に紹介され、グリシャたちの前に現われました。

やがてグリシャと結婚し、息子ジークを授かります。

グリシャとダイナはジークをマーレの戦士に仕立て上げようとしますが、ジークに裏切られることになりました。

巨人化させられたシーンで、ダイナはグリシャに対し「どんな姿になってもあなたを探し出す」と言っています。

グリシャを心から愛していたのですね。

第2話で真っ先にエレンの家に向かったのも、グリシャの気配を感じたためでしょうか。

しかし巨人となったダイナがグリシャに会った描写はなく、グリシャの後妻であるカルラを殺害してしまいました。

ダイナにとってエレンは義理の息子です。

その息子に憎しみを植え付け、また息子に殺される結果となってしまったのです。

なんとも悲しい話ですよね。

カルライーターが「座標」発動のカギ

エレンはカルライーターとの戦いで「座標」を発動しています。

その後もエレンは「座標」を発動すべく試行錯誤しますが、後に「座標」の発動条件が明らかになりました。

  • 始祖の巨人はレイス家が継承していたが「不戦の契り」によって力を使えない。
  • そもそも始祖の巨人の力は王家の血を引く者にしか使えない。
  • しかし王家の血を引いていなくても、王家の血を引く者と接触することで力を行使できる。

もともとエレンはグリシャから始祖の巨人を継承していました。

しかし王家の血を引く者ではなかったため、始祖の巨人の力を使うことができなかったのです。

カルライーターの正体は、フリッツ王家の血を引くダイナでした。

つまりエレンが王家の血を引くダイナと接触したことで「座標」が発動したということになりますね。

エレンは「王家の血を引く者を巨人化させて摂取すれば、始祖の巨人の力を使うことができるかもしれない」と言っています。

王家の血を引く者はヒストリア、もしくはジークですよね。

このいずれかをエレンが捕食するという展開が、あったりするのでしょうか。

あの作家さんに会えるかも!?

【まとめ】進撃の巨人カルライーターとは?

カルライーターの最後と、後に明らかになった正体をまとめてみました。

グリシャの前妻でありフリッツ王家の血を引くダイナ・フリッツがその正体。

望まぬこととはいえ義理の息子であるエレンに憎しみを植え付け、そして殺されるというとても悲しい話でしたね。

しかしカルライーターは「座標」発動のカギでもありました。

せめてエレンが自由を勝ち取るための、いしずえとなって欲しいところです。

 

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